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JEN木山啓子講演会「誰かのためなら人はがんばれる」 ~国際自立支援の現場でみつけた生き方~ 

にいがた女(ひと)と男(ひと)フェスティバル2015 ワークショップ

★新潟県女性海外派遣修了者の会

世界の災害や紛争に苦しむ国の人たちをただ支援する事ではなく、自立のための支援を行っている。
食べ物に困っている人に魚をやり続けるのではなく、釣竿の作り方から教え、自立を促す。
木山さんは05年エイボン女性功績賞、06年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞。

★一時保育の受付は終了しました。

 

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実施内容

*団体から提出された実施報告書を元に作成
【参加人数】計31人(女性:27人 男性:4人)

 講演は木山さんの第1声、「今、戦争が始まったらどうしますか?」という緊迫の問いかけから始まった。物価高騰→銀行機能停止→給料停止→買い物ができない→飢える→暴動がおきる→…不穏な状況へ踏み出そうとしている。今、木山さんの日常生活が一変するシナリオはショッキングであった。平穏な日々、生活を継続させるには、今こそ「歯止め」が必要と物腰静かな表現ながら熱い呼びかけに、参加者も共感の拍手を送った。
 それはユーゴ、シリア、アフガニスタン、パキスタン等、戦火の現場であふれる難民の支援活動に当たってきた彼女の体験が為せるテーマからの提言と受け止めた。人道的支援として「自立支援」があり、自分のために立ち直るのは足が重いが、愛する人が喜ぶのなら人は頑張れる、その作業のヒントを与えることは、海外のみならず国内の被災地でも可能だと、十日町や東北の震災支援の実例をパワーポイントで解説された。
 結びに「個人レベルでできること、それは『最初のひとり』になる勇気です」、「それが無理なら『最初のひとり』を『支える最初のひとり』になりましょう!」「今、何をすべきか」の答えを、参加者が共有できたと確信する。

担当者の所見

 2時間は長い?と心配でしたが、質問も多数寄せられ、むしろ時間が足りないくらいでした。
【参加者の感想】
・自分とかけ離れた内容と思っていたが、逆にもっと全体的な、世界というところから考えるのだと気づかされた。新聞の見方も変わってきますよね。
・愛する家族、子ども、孫…守るために今、動かないといけないとおもいました。

 海外の活動が多い講師の確保に苦慮しましたが、当会の解散記念講演にふさわしい内容だったと思います。解散後も、当会は個人やユニットレベルで活動を継続してゆきます。
開催日 2015年6月28日(日) 10:00~12:00
会場 新潟ユニゾンプラザ4階 大会議室 (新潟市中央区上所2-2-2)
対象 テーマに関心ある方ならどなたでも
講師 木山啓子さん(NPO法人JEN理事・事務局長)
内容 【講演会】
参加費 無料
定員 80人
保育 なし
主催 新潟県女性海外派遣修了者の会
お問合せ先 新潟県女性海外派遣修了者の会(岡元) 電話:025-752-7700 e-mail:mayumi-okamoto@kimono-brain.com