住民に最も身近な市町村における男女共同参画を推進するため、総合的・横断的な男女共同参画施策の推進体制づくりと男女共同参画の視点を持った人材作りを目的として研修会を開催しました。（参加：16市町21名）
　今回は、ジェンダーギャップ解消と未来志向のまちづくりに取り組む兵庫県豊岡市の職員の方から取組事例を伺い、人口減少対策について理解を深める研修となりました。
　豊岡市が抱える人口減少の現状と課題、目指す姿「小さな世界都市～Lokal&
Global City~」「飛んでるローカル豊岡」、ジェンダーギャップ解消の取り組みについて、動画を挟みながら丁寧に解説していただきました。
　ジェンダーギャップ解消に向けて、市民、地域、職場、家庭などを巻き込み取り組む「本気度」が伝わる内容の研修でした。
【主な感想】
・豊岡市役所がヨコのつながりを大切にし、全庁的に取り組んでいる姿勢や取組みが非常に参考になった。
・庁内だけでなく、地元企業や市民が一体となって取組をされていることは大変驚いた。目標を共有し、横のつながりをもって取組を進めてることの大切さなど学んだ。
・豊岡市の各種施策に対する本気度の高さに感銘を受けた。また、単にジェンダーギャップの解消を図るというのではなく、人口減少対策として、若い女性に帰ってきてもらうためにそれを行っているという点において、上位目標との関連性が非常に明確で、男女共同参画の担当者として持つべき視点であると感じた。
・人手不足や業務量の増加が問題となっている中で、庁内で男女共同参画の意識啓発や取組みを積極的に推進していくことに限界を感じていたが、豊岡市の事例を伺い、男女共同参画を通して社会的な問題である人口減少等の問題意識を共有することで、男女共同参画意識の向上へ繋げることができているという事例を知ることができ非常に参考になった。