行政職員交流支援事業「共働の視点を身近なものにするための研修会」
男女共同参画社会の形成には、多様な人たちと目的を共有しながら、地域の課題や社会的、今日的な問題に対してともに考え、課題解決に向けアプローチしていくことが大事です。その際、必要となるのが「共働」の視点です。3つの共働(市民と市民/市民と行政・職員/職員と職員)が絡みあいながら、同時に動いていくことで、地域のパワーが発揮され、男女共同参画社会の形成につながります。今回は身近な共働の場である職員同士の対話を通じて、担当職員同士が課題などを分かちあいながら、お互いにエンパワメントしていくことを目指します。
【新潟会場】の報告 *5月23日実施
当日は13市、17人が参加。男女共同参画の担当課以外の参加もありました。
講師からは、地域の活性化には「共働」の視点が必要であると、事例を紹介しながらお話していただきました。
午後は「相互支援ワーク」を中心に参加者同士で対話を深める時間となりました。
【主な感想】
・他市町村の方々と同じ悩みがあり、話し合うことができて大変よかった。考え方を変えていくこと、いっしょにやること、とてもいいことだと思った。
・行政だけでは限界があるということ、民間との共働が必要ということが、とてもわかりやすく説明いただいて良かった。人と人とのつながり(面識)が重要であることが再確認できた。
・共働というと対住民と考えがちだが、講師の話を聞いて、職員×職員も共働で、まずは身近なところでと気づき、まさにテーマの通りだと考えさせられた。とても参考になった。
・共働について大変わかりやすく学ぶことができた。行政職員としての心構えのようなものも教えていただき参考になった。
【ご案内】
同研修会を、11月9日(金)に燕市内を会場に開催予定です。
【燕会場】の報告 *11月9日実施
燕市と共催で実施。4市から28人が参加。会場は燕市役所の会議室。
新潟会場では1日研修でしたが、今回は3時間バージョンで実施。時間は短縮されましたが、ポイントを押さえて「共働」について学ぶ機会となりました。
【主な感想】
・共働という言葉に難しさを感じていたが、まずは話をする、聴くことがベースにあることがよくわかった。
・まず庁舎内での共働が大切だということ、そのためには対話することを学んだ。
・他市他分野の業務の話を聴くことができ、参考になった。
・何のために共働するのか、どこと連携するのか明確にすることが大事。
・職員同士の共働という発想が全くなかったが、そこが一番大切だということがわかった。
・共働の前に、共有と共感が必要。手間と時間がかかりそうだが、重要なプロセスである。
・誰かと何かとつながるだけでなく、自分自身が元気で輝いていられるための「共に働く」に感動した。
開催日 |
2018年5月23日(水)10:00~16:30 |
会場 |
新潟県女性センター女性団体交流室2(新潟市中央区上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ2階) |
対象 |
市町村の男女共同参画部署の担当者、及び関係部署の担当者 |
講師 |
加留部貴行さん(九州大学大学院統合新領域学府客員准教授/NPO法人日本ファシリテーション協会フェロー) |
内容 |
講義「いっしょにやる、ということ」
講義と演習『あなたの身近な「共働」を探ろう』 |
参加費 |
無料 |
保育 |
なし |
主催 |
(公財)新潟県女性財団 |
お問合せ先 |
(公財)新潟県女性財団 電話:025-285-6610 |