女性の相談・支援に携わる方のための研修「様々な困難を抱える女性への支援について考える」
*本事業は、新潟県の委託事業です。
新型コロナウィルス感染症の影響等により、望まない孤独・孤立で不安を抱える女性が社会とのつながりを回復できるよう、NPO等の知見を活用し、行政だけでは行えないきめ細かい支援を実施することを目的として実施。
今回、民間団体の活動内容や現状と課題について伺いました。困難を抱えた女性の状況を知り、女性相談・支援のさらなる強化、充実を図る、学びの多い研修となりました。
【主な感想】
・支援者のとことん寄り添う支援姿勢に感銘を受けた。NPOと行政、それぞれの強みを活かしのりしろを増やしながらできることをやっていくことが大切であると感じた。
・風俗、売春等に関わる女性の困難の背景について、改めて深く考える機会となった。現代社会の複雑な構造が生み出す大きな問題のように感じた。私たちに出来ることは、その手前、水際で何とか支援をすることだと強く感じた。
・女性の抱える様々な背景(自分の居場所が欲しい、受け入れてくれる存在の有無、自分にむけられる愛情が欲しい)がホストクラブへはまって、風俗業などにつながる一要因となっている事に気づいた。相談しやすい雰囲気作りが、大切になると感じた。
・「子どものためだけに生きるのではなく、母親が自分自身を大切にする」という言葉が印象的だった。自分自身を大切にすることができなければ、子どもを大切にすることはできないと改めて感じた。
・体験に基づいた話をうかがえ、経験・知識の少ない自分にとってとても良い講義だった。ひとり親への支援制度の講義も、相談に来られた方への支援に的確に繋げられるように、改めてつなぎ先を明確にできるように確認したいと思った。
・ライフプランマネープランを参考にプラン表を作成し、相談者の方と一緒に考えたいと思った。今までは口頭での対応だったが表があるとわかりやすく考えやすいと思った。
開催日 |
2025年【1回目】9月4日(木)【2回目】9月26日(金)各日13:30~15:30 |
会場 |
オンライン開催(ZOOM) |
講師 |
【1回目】坂本 新さん(NPO法人レスキュー・ハブ 理事長)【2回目】赤石千衣子さん(NPO法人ひとり親家庭サポート団体全国協議会 理事長) |
保育 |
なし |
主催 |
新潟県・公益財団法人新潟県女性財団 |